愛の形
きっと、次会えたら ちゃんと笑えるように その時まで別々の道を歩く それでも ねえ 愛してる どうして君はすぐに立ち去ろうとするの?独りを選ぶの? 途切れない雨降りも月明かりも花も かけがえのないもの 誰も正しくなんてないよ 今夜もあなたが繰り返す 心は透明じゃない...
Retry
逃げ出してしまいたいな こんなとこからはやく 一刻も早く脱け出したい そうやって諭すけど主語である私は 一体どこに行っちゃったんだろ? 結局のとこ 他人事に過ぎないから 誰の所為にもできないって そんなことばかりで 私にだって空を飛べるはず そんな目で見て量らないで...
HumptyDumpty
スポットライトが照らす伽藍堂 遅れる足音 前を見据える おかしな名前と吐き捨てた あなたのことは絶対忘れないから ばらばら散らばった 気持ちを必死に 掻き集める 「元にはもう2度と 戻ることはないさ」彼が嘲る HumptyDumpty 日の当たる場所がすべてじゃないと...
ルミネセンス
いまならまだ間に合うよとその声が終わる前に飛び出したんだ 遠ざかっていく景色に伝えたい 今度は僕の番だよ イルミネーションが今年も 冬の寒さを縁取る 悴む指に君の体温を思い出してた 好きなんだよと君の 呟きが雑踏に消える 聞こえないふりをしてたんだ 怖くなったんだ...
Sepia
私の中の大事なあなたへの想いが死んで行く それがわかる 胸を締め付けるような鈍い痛み 私の中の大事なあなたとの思い出 セピア色 色褪せる 秋を告げる金木犀の甘い香り 今朝は6時に目が覚めてねむけまなこでベッドを出る 寝たくない 今日をあの日からもっと離したい...
桜が咲こうとしてるから
好きになってしまわぬようにと 必死になって過ぎた恋だった あなた悪戯に掌に触れるから 反応に困ってくすぐったくて はにかむばかりの私のこと 追い討ちをかけて揶揄うから いじけてみせたふりをしたけど あとになって気づくの照れ隠し そうやっていつまでも...
Rainy Song
雨音が近づいてる 雨降る気配が手に取れる 昔から描写が苦手なの 気怠い午前10時 毛布にくるまって夢見心地 あなたの声に耳を澄ましてた またそうやって触れるけれど 本気じゃないことわかっているよ そんな手にはかかってあげないよ 泣きたくなる時でも 永久の愛を求めるほど...
化粧
新作の文字に踊って買ったコスメが袋から溢れてる 煌めいて見えたパッケージだって自分の部屋ではちっぽけだわ トレンドの言葉に乗せられて他人と同じもの着飾る 本当は自分に似合うものさえ 着たいものにだって躊躇ってる 注目してみて欲しくて 始めてみたことだったけれど...