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海馬

  • 執筆者の写真: Sakura Amane
    Sakura Amane
  • 2014年12月23日
  • 読了時間: 1分

いつか見たあの海を あの海を憶えていますか?

僕はひとりあの日を あの日々を思い出している

次の約束をしなかったことを後悔しているんだ

変わってほしくない

思うものほど悲しくかたちを変えてしまうってこと

わかっていたはずさ

なのにどうしてこの胸の痛みは消えてくれない

あの日握った手 僕たちだってなにひとつ変わってないはずなのに

どうしてこんなに涙が出るの

この苦しみを乗り越えられたら

もう一度

君の荷物になんて 錨になんてなりたくないから

変わるのならあの時を この僕をどうか憶えていて

風に叫んだ

こんなに優しい海だって取り残された僕を攫ってくれない

今度は波打ち際まで行ってみよう呟いてみても

もう隣に誰もいない

過ぎた世界は取り戻せない

忘れてしまったら無かったと同じ

だからね僕は歌に託そう

この切なささえも乗り越えられたら

あの夏の日の君に

記憶の中でまた会えるよね

さよなら


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