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Serenade

蟠りを抱えたままで気づかぬふり

することに必死だった ずっと

追い求めてしまえば底は行き止まりで、

崩れてしまうような気がしてた

違ういま言いたいことはそんなことじゃない

なんども繰り返し

僕は逃げていただけだ

花火の音が遠くに聞こえる

視界の隅に輝いた星

あなたがここにいない現実を

受け止めようと空を見る

叶わなかった今を想う

嘘つきと呟いてひとり泣き腫らした

優しさに甘えきってたくせに

「信じている」だなんて言葉で縛りつけていた

本当は不安で仕方ないだけだ

あなたがくれた日常の温もりが消えない

まっすぐに見つめてくれた

今ならわかるよ

花火の音が遠くに聞こえる

頭の隅にあなたの姿

ひとしきり泣いたら上を向いて

忘れはしないと誓う

置いてかれることを怖れてた

だけど焦れば焦るほどに

大切なものを見失っていった

あなたが残してくれた

ここにあるものを守るから

忘れはしないと誓う


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